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フロー型とストック型の情報発信

こんにちは、今年5月より福岡のQBキャピタルにお世話になっている大友です。
ドメイン取得からWordPressの設定に一晩かかり、ホームページ開設後24時間経った今、1記事目に取り掛かかっています。


情報発信力をつけるべく、ブログを始めました。
このブログの目的は2つです。
1つ目は私が出会う方々が一番最初に持つ「あなたは誰?」という疑問に対する、「私はこういう者で、こういう価値観で物事を捉えています」という回答をするために作っています。
2つ目は「自分はあの時どういう思考だったか?現在との比較は?」に対する記録のためです。


さて、初回記事は表題の“フロー型とストック型の情報発信”について触れます(そもそも当ブログを開始しようと決意した背景でもあります)。
“フロー型とストック型の情報発信”は、昨年2022年4月に開催されたJVCA(日本ベンチャーキャピタル協会)の”中堅キャピタリスト研修”の場で耳にしたワードになります。
ここで言う“フロー型”はTwitter、Facebook、Instagramといったような時系列で最新の投稿が何十何百と表示されて流れるタイプ“ストック型”はブログやWebページ、書籍や論文のような過去の情報を検索でき、蓄積するタイプという分類です。

研修を作成していただいている諸先輩方の迷惑になってしまうので詳細には触れません。
結論、”フロー型”と”ストック型”のどちらにも偏らず、バランス良く情報発信したいねとなるのですが、活用のポイントを2個に絞り込み、少しだけ踏み込んで考えてみます


1. 自身への情報発信としての”ストック型”活用

ストック型の強みは、「自身がどのような思考だったのかを、過去のブログであれば容易に追えることだ」と、尊敬する先輩キャピタリストが強調していたのを覚えています。
VCという職業柄、最先端の動向を把握するため、過去の思考を整理する間もなく新しい情報をインプットする、情報のわんこそば状態です。

VCは自身の立ち位置や成長度合いが見えづらい職業でもあり、日々の情報収集や業務に追われていると、2-3年経ったある日ふと、
「自分ってあの時どういう思考で案件を追っていたんだっけ…?」
と我に返る瞬間があります。

そんなときに自身のブログがあると、現在位置と過去位置の差分がより明確になるため、次のピリオドまでの良い道標になると思います。


2. 他者への情報発信としての”フロー型” “ストック型”活用

これは冒頭でも述べた、「そもそもあなたは誰か?」に対する明確な回答方法です。
他にも、VC側の立場からすると出資先のスタートアップのPRだったり、スタートアップ自身が社内の情報を発信するなど色々あると思います。
“フロー型”はリアルタイム性・双方向性での強みが、“ストック型”は内容と時系列の検索性に優れると考えており、双方の活用が必要です。

“フロー型”で代表的な情報配信プラットフォームは国内だとTwitterとFacebookが優位、海外ではTwitterとLinkedInが優位という認識です。
“ストック型”の方法については、ブログ形式であればnote、はてなブログ、Amebaブログ、Livedoorブログ、独自ドメインと様々あります。

個人的な意見としては、”ストック型”発信をするのであれば独自ドメインでの発信が最も安定かつ長期的にメリットのある方法だと考えています。
“フロー型” “ストック型”の両方に言えるのですが、プラットフォームサービス終了でVC・スタートアップ経営者の諸先輩方が残された情報が消えるのが最大の損失です。
2023年5月時点でYahoo!ブログはサービスを閉じており、LINE BLOGも終了を発表。
手軽に始められる反動が大きく、移転のタイミングを逸すると最悪です。

独自ドメインで自分でサーバー立ててFFFTP使って…という方法は非現実的のため、ある程度バックアップ方法が確立されており、安定運用ができるWordPressが安定と考えて、このブログも書いています。
(諸先輩方は既に書籍など出してるから無問題では?という意見もあると思います。しかし、書籍化に伴い削がれた情報が現場で有用であることもあるため、可能な限りリッチな情報であればあるほど価値が高いと考えています。当然、時代背景等も踏まえたアップデートも必要。)

最近流行のYouTubeやポッドキャストもストック型で、動画・音声のため受け取る側も情報を得やすい手段だと思います。
一方で、視聴しないと内容がわからない動画/音声のため振り返りが難しいといった検索性に劣ります
手間がかかりますが、Coral Capitalさんがやられているような、Podcastと文字起こしブログを同時にアップする方法が、発信者としての効果最大化になると思います。


以上、自戒も込めてつらつらと書いてきましたが、今後は”フロー型”も”ストック型”もバランス良く、かつ気負わずに、コツコツと続けていこうと思います。

あんまり真面目なことばかり書く方向だとプレッシャーになってしまうので、たまに趣味に関することや情報ストックのための発信も行おうと思います。

それではまた。

カテゴリー: Work